何番煎じかのレポです。
コミックマーケット103に出したかった装丁の本が間に合わず、再録本でお茶を濁そうとしていたのですが、新規文章の一つや二つくらい書かないと次回落選するのでは?!と焦り、コピー本でもいい!と原稿を書き始めたのが12月21日。
土日月と粘ってどうにかA5判表紙込み20ページの原稿が書けました。やったー。
私が二次創作活動をしているジャンルは規模は大きめですが、普段捌ける同人誌の数は30冊に届くか届かないかのあたり。
ほぼ女性書き手かつ赤ブーにカプオンリーがあるため、コミケには知ってる人は来ないかな~、手に取って貰えたら嬉しいな~くらいの少部数印刷、赤字なしが目標のコピー本作成覚え書きです。
原稿作り
今回は原稿が、表紙1,4画像、表紙2注意書き縦書き、本文1ページ目横書き、本文縦書き、本文16ページ目横書き、表紙3奥付横書きという面倒な作りになりました。
コピー本なのに変な演出をするなって感じなんですが、本にするならどうしてもやりたかったのと、自分用に一冊刷ろうかなという感じだったので、とにかく完全原稿にしとこうと思って……。
(ちなみに本にする段階でページ数が4の倍数にならなかったので原稿を作り直した。かなしい)
中綴じ冊子だから原稿枚数は4枚だよ!
表紙1,4
装丁カフェの小説ハイライト機能をお借りしました。(利用規約はこちらになります)
以前Twitter上で利用したのですが、小説内の文章が良い感じに抜かれて良い感じにレイアウトされるのでデザイン能力が壊滅的な私でも小洒落た表紙ができました! スタイリッシュで知的な感じ!
中身はアホエロですがとにかく見た目はスタイリッシュです! いい感じ! 裏表紙も同様にお借りしました。この後、かなり恥ずかしい思いをすることになる。
今回はコンビニの小冊子印刷を利用する予定だったので、ファイル形式を文章と合わせてPDFに変更します。
任意のソフトで画像を開いて印刷ボタン→詳細設定で出力先をPDFに設定→サイズを整えて印刷でPDF出力されます。
今回はA5サイズ判を作るので用紙サイズはA5で統一。
表紙1,表紙4共にデータを作ったら次は表紙2へ。
表紙2,3
コピー本は塗り足しを考えなくていいですね。
Wordで原稿サイズをA5、余白を好みに設定します。(余白設定後ほど本文で)
表紙2には注意を記載。毎回書くことはだいたい一緒です。
この冊子は○○の非公式の二次創作であり、同好者の間だけで楽しむために作られた同人誌です。
○○の非公式ファンブックになりますので、原作者様・出版社様とは一切関係ありません。
無断転載・複製・複写・インターネット上への掲載(SNS・ネットオークション・フリマアプリ含む)は禁止です。
性行為描写があるため十八歳以下の方の閲覧は禁止です。
二次創作をご存じない一般の方や、関係者様の目に触れぬようご配慮お願いします。
処分する際は同人誌専門の中古書店に売却していただくか、中身が分からない状態にしていただいた上で可燃ゴミとして廃棄してください。
表紙3には奥付けを記載。
タイトル
発行者 XX
発行 XX
発行年月日 2023年12月30日
mail XXXX★gmail.com
Twitter @XXX
HP XXXX
印刷所 XXXX 様
表紙は装丁カフェの「小説ハイライト」をお借りしました。
(ttps://pirirara.com/novel-highlights/)
十八歳未満の閲覧を禁止します。
それぞれのページをWordのエクスポート機能でPDFに出力します。
本文1ページと16ページ
このページに横書き演出を入れる! ということで、この原稿も1枚づつA5サイズで作成。
最初、本文原稿内で縦書き横書きを混在させる方法を試しましたが、向きを変更することはでき
ましたが文字列を変更することができず、
レイアウトに時間も書けたくなかったので、PDFで結合することにしました。
こちらも、それぞれのページをエクスポート機能でPDF出力します。
本文
14000字くらいでした。
- 中綴じなのでノドの余白が不要or少なくてヨシ
- コンビニ印刷なので外側に5㎜程度余白ができる
- 断ち切りなし
以上あるので、余白は悩みましたが以下の設定。
綴じ代を一応付けたのは厚みがわからなかったので一応……、10年以上前の話ですが、高校時代に部誌を作る際に、厚くてノドが見ずらいというのを経験していたので、念のため。
でしたが、20ページなら不要でした。
ただ、あんまりノドの際まで文字があると単純に読みずらいので上下左右10㎜くらいは開けた方がいいんじゃないでしょうか。
ただ、この文章書いてて気が付いたんです。
5㎜印刷余白ができるなら普段通りの15㎜余白より少なくて良かったです。
ちなみに、この設定だと余白は画像くらい広くなります。
実際に印刷するとこんな感じ。
文字が8ptなので読みやすいっちゃ読みやすいですが、次回はもう少し余白狭くできたらなあ、と思います。
そんなわけで、表紙周り4ページ+演出ページ2ページ+本文14ページ合わせて20ページ完成です。
PDF結合
先日、入稿したちょ古っ都製本工房さんでは本文データを全て結合する必要があり、PDF結合で検索をかけて一番上に出てきたiLovePDFというサイトで処理をしました。
とても便利でありがたいサイトです。
順番に並べて出力するとすぐPDFになりました。
ネットワークプリントに登録
コンビニコピー機なら今はどこでも小冊子機能があるかと思われます。
少なくとも、ローソン、ファミリーマート、セブンイレブンはあるはず。
今回は近所のファミマを利用するのでネットワークプリントに原稿を登録します。
ローソンでも使い方は同じです。
文書を登録するから原稿をアップロードして以下の設定をします。
A5判の冊子を作りたいときはA4原稿です。A4版の冊子を印刷したいときはA3の紙で印刷をしてください。
また、選ぶ出力方法は小冊子です。
2ページを1枚(2in1)にすると、連続したページが2枚づつ印刷されて、自動で面付になりません。
この状態でコンビニに行ってネットプリントすれば、勝手に設定どおりに印刷してくれます!
面付しなくてとっても便利。
もちろん、メディアに登録してコンビニに印刷しに行っても大丈夫です。
ネットワークプリントよりUSB持ち込み印刷の方が安いぞ!!
ネットワークプリントって通常の印刷より高いって知ってました?
今回、表紙込み20ページの本を印刷したわけなんですが、A5判20ページ→A4判10ページ分だと思って印刷したところ(1枚10円計算)100円入れてお金が足りませんと表示が出て慌てて100円追加。
20ページ分のデータだから200円ってこと? 小冊子印刷めちゃ金取るやんけ!
などと考えつつ、もしかしたらコンビニよりキンコーズ持ち込みの方が安いかもしれない……、と思って調べると、セブンのマルチコピー機は小冊子印刷20ページ100円というので安っ!と大混乱。
さらには、ベストプリントさんのブログでローソンコピー機(ファミマの機会と一緒のはず)は1ページ10円の記載があり頭がこんがらがりました。
結論ですが、ネットワークプリントって通常の持ち込み印刷よりも料金が高いんです。知らんわよ!
ファミリーマートのマルチコピー機はモノクロ印刷1枚10円(つまり両面20円)、ネットワークプリント使用だと1枚20円(両面40円)!!
今までネットワークプリントにたくさんお世話になっていてこれからも資料の印刷やら使い続けようと思っていますが、コピー本作るにはお金がかかりすぎるのでメディア持ち込んで印刷した方がいいですね。
もー、びっくらこいたよ。
というわけで、コミケ103の準備ができました。当日よろしくお願いします。
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