新型コロナウイルスに罹患した際の覚書

覚書様々

たぶん職場で罹患しました。濃厚接触したわけではなかったんですが、まあ、免疫力が落ちていたのと感染力が強かったんでしょう。他の看護師は罹患していなかったので仕事が回ったのが救いです。

病状経過と対処法、利用したサービスなんかを書き残しておこうと思います。

病状経過

7月14日:社内でコロナ罹患者発生。私は12日に短時間接触あり。

7月15日:寒気。

7月16日:咽頭痛。

7月17日昼過ぎ:発熱、背部痛。

この日は日曜日だったので休日当番が開いていましたがちょっと遠かったので、区の病院紹介に電話。その日開いている発熱外来を紹介してくれるというものでしたが、3件紹介されてすべて午前中に診療が終了している始末でした。行けるところを教えてくれよ。

東京都の発熱相談センターと東京都の病院紹介は繋がらず。感染者も2万人は超えていたと思ったので仕方ないかな。

この時点で抗原検査は陰性。発熱してから1,2日は経たないと陽性判定は出ないらしいので、その辺知らないと陰性だったから大丈夫みたいな人が増えそうだなと思いました。

この日はもう受診できないな、ということで職場に連絡し、勤務日だった19日は勤務できない旨伝えました。

7月18日:体温38.0over。解熱剤内服して解熱。

PCR検査受けないことには始まらないので、発熱外来をしている救急当番医が近所だったので朝一番で受診。インフルエンザ陰性。PCR実施し帰宅。

解熱剤、鎮咳薬、抗生剤処方され帰宅。

体温上がりそうだなと思ったのでOS1を4本、麦茶2本。午後ティー2本買って帰りました。

発熱しては解熱剤内服という感じで、39.0台がずっと出てました。

寒気と暑いのを繰り返していましたが、汗拭きできず。

7月19日15時:PCR検査陽性。15日発症日とし、10日間隔離。25日に隔離解除予定となりました。会社連絡。

7月20日:保健所から調査の電話が入り、疫学調査実施。HER-SYS利用して健康観察するように指示あり。

コールセンターでバイトしたときは保健所が食料とパルスオキシメーターの調整をしてくれていた覚えがあるのですが、年齢が若いからか、自分でうちさぽに連絡するように言われました。

パルスオキシメーターは依頼、食事は貰っても食べられそうになかったので辞退しました。

依然発熱は持続。解熱剤を内服して、上がったり下がったりしてました。

頑張って清拭。

7月21日:熱下がった好きにシャワー浴。咽頭痛強くなり仰臥位で呼吸困難発生。鎮痛剤内服して収まっているようにも感じる。

HER-SYSには記載しましたが特にアクションはありませんでした。

7月22日:呼吸困難は収まるも咽頭痛持続。耳下腺痛いが嚙み締めも原因か?熱は微熱程度。

7月23日:咽頭痛持続。パルスオキシメーター着。SpO297%。とにかく食べられない。

7月24日:咽頭痛持続。あんまり覚えてないですが安静にしていたと思います。

7月25日:ふらつきあるので26日に職場復帰予定でしたが延期してもらうように会社に連絡。

7月26日:発熱無し。おとなしくしてました。食事はとれず。果物食べたり、アイス食べたり。

27日にバイトの予定でしたが先方の都合で業務がなくなりました。

7月27日:安静。食事は少量食べるもすぐに腹部膨満が強くなり食べられない。胃にガスが貯まりおえおえしている。

7月28日:職場復帰。手がぷるぷるするのでこの週は採血代わってもらい、心電図に注力。咳嗽強い。

職場の人と海鮮丼食べました。久しぶりの食事でちょっと元気。

7月29日:仕事。相変わらず咳嗽持続。声がれもひどい。食事はチョコクロ。

7月30日:夜間に喘息発作様の咳込みあり。あんまり眠れず。ふくらはぎに筋肉痛。

7月31日:コロナワクチン接種バイトに行きました。食欲無し。すぐに腹部膨満し食べられない。

8月1日:あまりにも咳が出て仕事にならないのでかかりつけクリニック受診。鎮咳薬、吸入薬処方される。臥床期間長かった影響なのか、食後の腹部膨満強いので胃薬も貰いました。

体力低下で洗髪できないため近所の美容院でヘッドスパ実施。

8月2日:朝から鎮咳薬、メンヘラの薬、昨日内服できなかった胃薬を一度に内服したら仕事中眠気と吐き気に襲われました。飲み合わせだと思う。

8月3日:咳嗽持続も改善傾向。空咳が痰がらみの咳に変わりました。喘息発作のような症状は出現しなくなりました。今日はシャワー入りたい。

症状などに対する様々な対処

発症と発熱外来

あまりにも発症者多いのでもう発熱外来は行けないかもですね。軽症のかたは受診控えてくださいと言われてるくらいなので。妊婦さん、子供、疾患持ちの方は発熱相談センターに根気よく電話するしかないと思います。残念だけどマンパワーと対応時間には限界がある。物理的に対処できないことはできません。死にそうなら救急車呼んで。

オンライン診療があるので、発熱外来のあるオンライン診療の予約を頑張ると電話かけまくるよりも楽かもしれないです。

もう、発熱がひどい、咳がすごい、咽頭痛があるだけでは入院なんてできないので自宅療養だと思っておいた方がいい。その症状に対しては対症療法しかできないので。薬飲んで水飲んで寝て治るのを待つ。それを覚悟して、その時のための備えをしておくしかないと思います。自分の身を自分で守らなければ死んでしまうな、という意識をもって。

そう振り返ると、私が外来に行けたのはラッキーなだけでした。その後もう発熱外来捕まらなくなってますからね…。

行政や医療機関とお気持ち

私は今臨床に携わっているわけではないので現場の実情について語るのはちょっと違うかな、と思ったのですが医療機関の利用全般に関わることでもあるので書いておきますね。

新型コロナウイルス感染症に関して、対応している人も人間なんだからそれを踏まえて接してください、というのはそれは当たり前。知らない人からどうにもならないことに関して怒りをぶつけ続けられたらつらいでしょう。

それはそれとして、単純に感染者数が多すぎて、それを捌くのには人手もいるし、時間もかかります。1日中対応をしているわけではないのだから1日の対応数に限りがあるとか、重症の人を先に診るとか計画を立てながらやっていると思います。時間に限りがあることは世界の決め事として決まっていることなので、それを覆すことはできません。不満があるのなら世の中の理を変えといてという感じ。

自分が苦しいのもとても大変なことなんですが、そういうどうにもならないことに反応していると体力も精神力も使ってしまって疲弊するので端的に損です。不安も強くなるし、怒りと混乱は正常な判断力を失わせます。焦っているときこそ冷静に。誰かに感情をぶつけても解決にはなりません。

仕事を休む

仕方ないです。これだけ感染者出てるんだから。私がいなくても仕事は回る。無理にちょっと治ったからと言って復帰しない方がいい。これは後遺症の方の中にもいらっしゃるとは思うんですが、回復しないうちに活動し始めるとやっぱり体力消耗で完全に治りきらない期間が長くなるので長引きます。はっきりと繰り返し。私がいなくても仕事は回ります。回せないのは私のせいではありません。

療養解除日に治るわけではない。療養解除日はあくまで誰かに感染させる可能性がなくなった日というだけで、治ったわけではないからです。新型コロナにしろ、他の疾患にしろ何日から回復しましたというのはありません。個々の体力、予備力によって、すぐに活動し始めることができる人、ゆっくり休んだ方がいい人が決まるので。病気罹患と回復は地続きでなだらかな坂のようなものです。そこを理解していないとただただつらい期間が長引くだけなのは理解しておいて損はないと思います。

発熱

対症療法として、解熱剤内服、悪寒がある場合は保温をしていくことになると思います。これが基本。

気を配らなくなりがちなのが水分出納です。発熱すると体が辛くなって水分摂取も少なくなりがち。

体温が1度上昇すると不感蒸泄の量は約15%増量するので、普段よりも体から出ていく水分の方が多くなります。汗が大量に出たり、下痢や嘔吐をしているときはもっと多くの水分が失われます。

普段の生活でも1.5Lは水分を摂取するのが適正なので、発熱している場合はもう少し多めの水分摂取が必要になりますね。

(ちなみに食事からも水分摂取をしていますので、食べれない人はもう少し飲んでください。)

脱水のサインは口の中が乾く、尿が出ない、腋が乾燥している、頭痛、吐き気など。口渇と尿が出ないのがサインとしてはわかりやすいかと思うので体に気を配って自己観察をしてみてください。

咳、喀痰

上記と関連してきますが、これも水分摂取をすることで緩和が可能です。

咳も乾燥が原因のことがありますので、水分摂取、部屋の加湿を行うとよいです。咳が長引きがちの方はあらかじめ受診した際に鎮咳薬を多めに貰っておくとよいですね。何事も未来の見通しは大事です。

また、仰臥位で寝ると気管が圧迫されるので苦しくなります。横向きで寝ると少し楽になりますよ。

痰についても水分摂取をすることで痰が柔らかくなり排痰しやすくなります。加湿も同じく効果的。うまく痰が出しづらいときは横になって体をごろごろさせると痰が気管の方に流れるので排痰できます。

喀痰は吐き出した方がいいです。飲み込むとだんだん気持ちが悪くなるので。

筋力低下、体力低下

3日くらい横になっていただけで体に力が入らなくなったのでびっくりしました。なんか、排尿するときに腹筋入らなかったのは何だったんだろう。

あまり横になっていると血栓もできて危ないかもと思ったので、ベッドでできるリハビリなんかを探して実施しました。あとは積極的にトイレに歩いた。

それでもかなり筋力は落ちていて、職場復帰の次の日にはふくらはぎに筋肉痛が出る始末。

これについても、疾患の回復過程同様、負荷は少しづつかけるようにした方がいいです。療養期間の後半は朝動いて午後休むとか。階段使わずエスカレーター使うとか。一気に動くとすごく疲れるので、すぐに以前同様の活動をしない方が無難です。

総括

無理をすればするだけ回復は遅くなります。

とにかく対症療法。そして体力を温存。

心が荒むと余計に体にも響くので、しばらくは自分自身で解決しようという意識を持つ。ただし、助けは求められるようにしておく。

こんなサービスを利用しました。

ネットスーパー

私は楽天経済圏の人間なので、楽天西友ネットスーパーを利用。品ぞろえはまあまあです。頼んだ翌日の同じくらいの時間に届けてくれます。時間の枠が早めに埋まるので、必要と思ったら早め早めの依頼をかけた方がいいです。OS1を追加で6本、麦茶、ミルクティー、くずきりなどを購入。

ミルクティーは良かったです。咽頭痛で嚥下ができませんでしたがしみずに飲めました。

家人はAmazonのライフのネットスーパーを利用。こっちの方が品ぞろえがよさそうでした。ちょっとした薬も早めに手に入るしね。

あと、タイミングよくOisixが届く予定だったのでデザート類を頼みました。

美容院の洗髪

全然体力が戻らず、髪の毛を洗うのも大変なので療養解除後に美容院で洗髪してもらいました。ヘッドスパ付き。久しぶりにしっかりと髪を洗うことができてよかったです。

ねこあつめ

これすごくどうでもいいんですけど、横になってると後半やることもないのでよい暇つぶしになりました。

保険

これから処理予定ですが、看護師自賠責の保険で感染症見舞金があるので申請しようと思っています。何日か休んでいてお給料入らないので少しでもありがたいです。

傷病手当金も貰いたかったんですが、実は隔離期間はもともと休みを取っていたので3日間の待期期間要件を満たせずなのでたぶん貰えないと思います。

COVID-19 に関する情報サイト

厚生労働省

国立感染症研究所

東京都対策サイト

診療手引き

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