昔、北海道の小樽にある「マイカル小樽」にダイナレックスという子供向けの室内遊園地がありました。ゲームコーナーと少しのアトラクションで構成されていて、マイカル小樽に赴いた際は楽しみにしていたものでした。
(私は札幌に近い駅に住んでいたので、マイカル小樽があった小樽築港に行くには少しの時間と少し余分なお金が要りました。)
(休日のどこか洋服でも買いに行こうかという母の誘いや、ワーナーマイカルシネマに映画を見に行くときにたまに行く程度でした。その時はまだ札幌に映画館がなかったのかもしれません。)
ゲームセンターはあまり行ったことがないし、取れもしないのにお金がかかるしで見学だけしていました。
私が楽しみだったのはダイナコースターという4人乗りのトロッコとスクリーンを見ながらボートに乗って川下りを体験するワイルドリバー。
(ほかにもワームホールやパワースレッドなど、今覚えば面白そうなアトラクションはあったのですが、なんか乗らなかったな。保護者である母がめまい持ちであんまりグルグル回るやつが好きでなかったのかも。)
特にワイルドリバーは実際にがたがたと揺れる乗り物に乗りながら激流下りをするという体験型のアトラクションで気に入っていました。ストーリーも穏やかな川下りからアクシデントが起きてガイドも混乱しながら急流を下り、最後には滝を真っ逆さまに落ちるというスリリングなもので面白かった。船型の乗り物が横向きになったり前に倒れたりと、実際に川を下っているような感覚で興奮したのを覚えています。
あんまり好きすぎて二度くらい乗ってた時もありました。今調べてみると、一人一回600円で決して安いものではなかったのですが何度も乗せてくれた母も面白がっていたし、楽しいことはやってみようという感じだったのかもしれないです。
(何度も乗ったものは他にもあって、八景島シーパラダイスのアクアライドも遊びに行ったときに死ぬほど乗りました。何回も乗りすぎて水被って服を買い替えたのを覚えています。ケツもぶれていた。)
そんなわけで、ワイルドリバーは思い出すとまた乗ってみたい思い出の乗り物です。
ただ、時がたつと子供のころの記憶は薄れるもので、ダイナレックスとワイルドリバーの記憶は高校生活、大学生活、社会人生活のなかに埋もれていきます。そういう子供のころの記憶って芋臭いしね。今の生活の記憶の方が洗練されていて思い出しやすい。
ところが、なんだったかな。何かのきっかけでワイルドリバーという乗り物に乗ったという記憶が呼び起されました。Twitterで流れてきた懐かしのマイカル小樽だったかもしれないし、YouTubeで北海道民なら知ってるCM集を見ていた時に偶然流れたのかもしれません。その時は東海と北海道のローカルCMと昔あった遊園地のCMを見るのにハマっていました。その情報のどこかにマイカル小樽があったんです。
マイカル小樽の記憶が思い出されると、そこであった様々な体験の思い出も、あー、こんなんやったなあ、と思い出すものです。思い出されました。その中に、ダイナレックスとワイルドリバーがありまして、ワイルドリバー面白かった、ワイルドリバー何回も乗った、ワイルドリバーまた乗りたい、こんなところです。正確にはマイカル小樽にあった遊び場の船のアトラクションに乗りたい、でした。
そもそも、あのマイカル小樽にあった遊び場は何だったのか、あの船のアトラクションは何だったのか、今でもあるのだろうか、あったらまた乗りたいな。そういう思考から出発した回顧はまず、[マイカル小樽 子供]という検索から始まりました。マイカル小樽の跡地にあるウィングベイ小樽の子供用広場のnamco あそびパークが引っ掛かりました。ゲームコーナーはあるのですがもっと小さい子供用の遊び場のようです。その時に検索で引っ掛かったウィングベイ小樽のWikipediaも探してみたけど当てはまる項目はなさそう。違う検索を探します。
(検索再度してみて確認したら下の方の撤退したテナントに記載ありました。見落としです。)
次に検索したのは[マイカル小樽 ボート]。これは失敗でした。小樽港付近のボートが乗れるところばかりが引っ掛かって目的の情報は得られませんでした。
めげずに[マイカル小樽 トロッコ]
ボートはやめて有名そうなトロッコから攻めることにします。これが当たり。Twitterにて、マイカル小樽のパンフレットの写真を上げている人がいました。
懐かしい小樽よしもとの広告。入ったことはありませんが出入り口に誇張された似顔絵が描いてあったのを思い出します。子供のころはとても不気味でした。
こちらの方もマイカル小樽ダイナレックスのパンフレットを投稿。
とてもビビッドなパンフレットですね。ワイルドリバーの他にも様々なアトラクションがあったようです。
探していた遊園地のパンフレット。これにて私はあの遊び場がダイナレックスという名前であり、船のアトラクションの名前がワイルドリバーだという情報を得ます。ワイルドリバーについての情報を得るべく、さらに検索を続行。まずは[ワイルドリバー]単品で検索です。
真っ先に引っ掛かったのが「ワイルドリバー ザ・トレジャーハント」というアトラクションのページ。もしかしてシリーズが続いてる?ただ、発表年やページが作成された時期によってはただの紹介ページで廃盤になっている可能性もあるので油断は禁物。このページをゆっくり眺めてみることにしましょう。YouTubeの宣伝動画があるのでそんなに古い情報じゃないのかも。そんなことを思いました。
ちなみに私はこの段階でジョイポリスという遊園地の存在を知らなかったので、そのページがジョイポリスの公式ページだということがわかっていませんでした。制作会社の紹介ページだと思っていた。その時はそれで終わり。深夜だったのでそのまま寝てしまいました。そのあとはちょっと頭の片隅にありつつも放置されていたジョイポリス。
再び記憶の中にしまわれそうだったワイルドリバーの話題が出たきっかけはモルカーでした。同居人がジョイポリスでモルカーのコラボをやっていると教えてくれたんです。モルカーはゆったりと追いかけ中。グッズは積極的には集めてはいませんがコラボがあったらちょっと覗いてみるくらいの距離感で付き合っているコンテンツです。そのモルカーにジョイポリスで乗れるらしい、そのような情報が手に入りちょっと見に行ってみようとなったのが3月の半ば。
室内型の遊園地ということで、モルカー以外にはどのような乗り物があるのかリサーチを少ししました。そこでワイルドリバーとのまさかの再開。そう、ワイルドリバーを紹介するページはジョイポリスの中にある紹介ページの一つだったんです。
まさかの遭遇にとても驚きました。ここで繋がるとは!人生ってわからないものだな、と思いながら、ジョイポリスに赴いた際にはワイルドリバーに乗ろうと決めていました。
(ところで、このワイルドリバーには続編があるらしく、それぞれワイルドジャングルブラザーズ、ワイルドウィングといいます。内容はジープに乗ってジャングルを探検するものと、空を飛ぶもの。正直言ってワイルドリバー以外目に入らなかった私はスルーする予定でした。)
このような経緯で、ジョイポリスに行くことになります。
その①おわり。
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