とにかく疲れたので、好きなところといまいちなところだけ箇条書きにします。
良かったところ
- なんちゃって科学。でも、わかりやすかったし、それっぽい感がってよかったです。個人的に、エリザベスが正中の静脈一発で当てたのがクールでした。
- そんな乱暴に人体扱ったら褥瘡できちゃうよ~というくらいの、お互いの扱いが雑なエリザベスとスー。
- スーが元気でキュート。
- スーのDIY。かなり面白かった。
- スーのシンデレラストーリー。
- 向かいの部屋のおっさんがわかりやすく気持ち悪くて小者だったところ。反対に、芸能界のスーの男たちもラグジュアリーでよかったです。
- エリザベスが、スーと自分の生活を比較して落ち込み、妬ましさに苛まれ、孤独になっていく描写。すごく丁寧で見ごたえがありました。みじめ感に陥ると、これになる時あるよね。
- エリザベスがフレッドに会いに行かなかったところ。会いに行って若作りが衆人環視になってたらもっと精神的にきた気がするので、なくてよかったなあ…と思いました。ただただ、つらい。
- スーがエリザベスに対して、セルフコントロールの仕方で切れていたところ。おそらく、プロポーションを保つためにスーは食欲なんかをコントロールしてたんだと思うので、イラつくのは無理もないだろうなあ…と思ってみてました(でもエリザベスの身体はいたわってあげないスー)
- プログラム終了するくだりの、エリザベスとスーの百合。自分の若さをささげた、自分の娘のような存在に向かう憎と複雑な心境がよかった。
- スーの歯がぼろぼろ崩れて身体が崩壊していくところ。
イマイチだったところ
- エリザベスのメンタル崩壊の仕方。せっかく、丁寧に落ちるところを描いたので、鬱憤の晴らしどころがどうにかならなかったかな~。
- 体液を吸い取られてゴラムみたいになっていたエリザベスの造形。そういうのを求めていたわけではない。
- プログラムを終了するくだりからのラスト全般。フリークスの造形、血の雨……見ていてがっかりしました。
- 最初から2001年宇宙の旅のオマージュしたかったんかな?というのが透けて見えてちょっと萎えました。
- 遊星からの物体Xをやるにしてももう少しやりようがあったと思う、ラストの星。
所感
前半は楽しく鑑賞できて、後半は萎えた映画でした。とにかく、萎えた……、面白くなかった……というのが正直な感想です。not for me数あれど、これに関しては面白くなかったと言ってもいいのではないだろうか……。
置いてけぼり感もあり、残念感もあり、この映画が面白かった! という感情を抱かせる世界線を見たかったというのもあり……。そうはならなかったのがこの映画の醍醐味なのかもしれないですが、がっかりしたのでここに書き置きしておきます。
綺麗な終わりをしなくてもいいんだけど、映画見ている間にジャンルが変わるとストレスを感じる体質なのかもしれません。
スパっとカットが切れて場面転換する、カメラワークが独特な感じがキューブリックのオマージュなのかな? と思ってみていました。あまり、映画は見ないので、他にもオマージュシーンあるよ~というのがあったら教えてください☺
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