引き続き、文庫同人誌の装丁と余白について書いていきます。
文庫同人誌④ 特殊紙カバー
2023年、突如鬼滅の刃にハマり(遅)、CPは書かないだろうな~(ピンと来なかったので)と思ってたら、最終決戦で鬼殺隊と鬼のCPにハマり、タイミングよくJBFでカプオンリーをやってたから勢いよく発行した代物です。
これも刷ってよかった。見返すと楽しいから。
表紙もかなり凝っていて、これは鳥取の中国庭園燕趙園と、新宿御苑の温室のスイレンの葉と上野の不忍池の蓮の花を合成しました。
- フルカラーカバー レーブル輝きゴールド/キュリアスIRパール
- フルカラー表紙 OKプリンス上質180K CMYK印刷(RGBデータ入稿)
- 本文用紙 淡クリームキンマリ70K 168ページ
- 余白 上17mm下17mm左15mm右15mm綴じ代1mm左綴じ標準(なぜ?)、行間1行
- フォント大きさ8pt
過去と同じ掌編集ですが、過去に作成した者とはだいぶ違うレイアウトになっています。ページ数も増えたので文字も小さくしました。
外側の余白はわりと広めです。もう少し狭くしても良かったかも。
本文は安定のSTARBOOKSさん。カバーは初めてプリントオンさんに依頼しました。
再販もあったのですが、再販ぶんはカバーもSTARBOOKSさんに頼みました。もう手元にないのですが、色味が全然違ってびっくりです。
文庫同人誌⑤ マットPP+角丸加工
確かに恋だったからお借りしたお題を使った掌編集です。
確かに恋だったなんて全同人作家の夢じゃないですか???
レイアウトはほぼ4冊目と一緒ですが、ノド側の余白をすこし増やしています。意図は不明。
なんか見開きの設定が上手くいかずに右綴じでごり押ししようとした記憶があります。
中扉を付けたりすると偶数奇数ページが合わなくなり、締め切りもぎりぎりで発狂していた気がする。
- フルカラー表紙 ファンタスモモ CMYK印刷(RGBデータ入稿)マットPP
- 角丸加工 10R
- 本文用紙 淡クリームキンマリ70K 128ページ
- 余白 上17mm下17mm左15mm右16mm綴じしろ4mm右綴じぬりたし3mm含む。
- フォント大きさ8pt
今、見返すとノンブルがギリギリだった。あぶない。
カバーはなく、角丸加工をしています。10サイズ指定です。
入稿時間間違ってて、仕事の途中で抜け出して入稿した記憶がある。
印刷会社は再びSTARBOOKSさん。
文庫同人誌⑥ 色上質+表紙2、3印刷
装丁自体はシンプルです。目指すは岩波……と思ったら、表紙のサイズを入稿直前で間違ったり、タイムオーバーでそのままタイトルと成人向け表記のみで提出することになりました。
というのも、突発再録本という事でまったく装丁のイメージが付かずにいたのが敗因。
ただ、シンプルなだけだと芸がないなと言う感じだったので、表紙2,3に印刷を入れました。
捲ってびっくり、あらおしゃれ。
表紙の紙がかなり柔らかくて商業誌のようになりました。
- 右綴じ
- フルカラー表紙 色上質アイボリー180K PDF入稿
- 表紙2,3印刷
- 本文用紙 淡クリームキンマリ62K 260ページ
- 余白 上17mm下15mm右13mm左15mm綴じしろ7mm左綴じ(頑なに見開きを使えないユーザー)
- フォント大きさ8pt
再録、意外と量があって(半年の間の盛り上がりを現している)、本を軽くしたかったので、本文はキンマリ62にしました。
薄くて(?)感激です。
裏も思っていたより透けませんでした。
余白も取ったかいがあり、ノド側も読みやすく仕上がっています。
分厚めだったのでちょ古っ都製本工房さんに頼みました。
掲載されている話、やはり2ページとかの文章もあるのですが、本になるとすっごくいいです!
以上、3冊分でした。
文庫はコンパクトで手に取りやすいですね。
最初に作った時と比較すると、紙にそこまでこだわらなくなったなあ~なんて思っていましたが、なんだかんだちょこちょこ紙変えしたり、加工したりしていました。
がっつり盛るのは難しいですが、いつかコンセプト本を出してがっつり盛ってみたいなあ、なんか思いました。
次回はA5版同人誌について書くと思います。THE同人誌感がでるサイズですね。お楽しみに。
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