Xのフォロワーさんと同人誌のデザインについて話題になったので、今までに作成した同人誌を振り返りつつ、個人的に毎回悩んでいる余白について書いていきたいと思います。
装丁? 紙? の話もちょっとしてます。
出した同人誌も10冊くらいあるので、タイトルにナンバリングしてみました。続くかもしれません。
文庫同人誌① 特殊紙+マットPP+遊び紙
140字小説集です。100編ある。この世に推しカプの話100話も書いたのすごくない? 読み返して優勝できるしおすすめです。
各話タイトルは当時はまだあったお題botから拝借しています。文庫サイズだと寝ながら読めます。
1P1話にしたかったため字の大きさがでかいです。
当時、下にノンブルを出す方法がわからず(思い返してもなんで? なんですが)、上にノンブルが入っています。
この時から中表紙を付けた過ぎて分割入稿とかいう難しいことをしていました。形から入るタイプ。
- フルカラー表紙 シェルルックNツインスノー180K マットPP CMYK印刷(RGBデータ入稿)
- 本文用紙 淡クリームキンマリ70K 104ページ
- 遊び紙 前後ミランダひまわり
- 余白 データがない(!?)
- フォント大きさ 多分9.5ptくらい(データがない!?)
この時は表紙もPP付けて、遊び紙もミランダ100Kだったりでとにかく文庫の割に表紙付近が固く、大変めくりずらいです。
遊び紙はキラキラして綺麗です。
ノドを少なくしすぎたかな~と思っていましたが、これは表紙付近が固いせいですね。反省。
余白はおそらく上下左右16mm前後。左側ページのタイトル見えずらい対策を全くしていませんでしたがどうにかなってます。
ビギナーズラックなので、タイトルがノド側にある時は色々考えて作りたいですね。
印刷会社はSTARBOOKSさんです。この時から頻繁にお世話になっています。
文庫同人誌② カバー付き+特殊紙+遊び紙
対になるコンセプト掌編本でした。中身のレイアウトは合わせています。
「なつはよる」が2020年、「あきはゆうぐれ」は2023年発行。時を越えて巡り合った推しカプです。年数経って今更出すのもな……と思っていたのですが、出してよかった。
カバー付きで、表紙紙も少し変えてみたりしました。たまにめくってニヤニヤできます。
- フルカラーカバー キュリアスIRパール/ペルーララスタースノーホワイト
- フルカラー表紙 みすず紙市松並口/OK特アートポスト180K CMYK印刷(RGBデータ入稿)
- 本文用紙 淡クリームキンマリ70K 104ページ/98ページ
- 遊び紙 前後NTラシャうす藤紫、NTラシャからべに
- 余白 上18mm下15mm左16mm右15mm(塗り足し3mm含む)、標準(見開きじゃない? なぜ?) 綴じしろ2mm
- フォント大きさ 本文9pt、話タイトル12pt、行間はおそらく標準。
2~5ページ以内で収まる掌編を収録しているのですが、短けえな! という話でも本にしたらかなり良い! になるのが同人誌のいいところですね。
「なつはよる」もWordの操作に慣れず、ノンブルが上に来ています。
時を経てWordが使いこなせるようになったので、ノンブルが下についた、「あきはゆうぐれ」。
いずれも、行間の設定をしていなくて、多分標準です。白いな~と思いつつも読みやすいコンパクトな仕上がりになっています。
クリームキンマリ70Kを使っていますが、結構透けていますね。発見だ。
遊び紙は前後に入っておりいおりで両方揃えました。この紙も結構硬いです。
いまだに読んでニヤニヤします。
印刷会社は再びSTARBOOKSさん。
在庫あるので、気になる方はXから連絡ください。
文庫同人誌③ マットPP&見本誌失敗例
初の横書き左綴じ本です。同人誌のおまけ無料配布、コピペボットまとめ本でした。
推しカプのコピペボットを運用していたのですが、2023年4月でついっとぼっとが使えなくなってしまったのと、使ってないアカウントが消されるかもということで、作成。
タイトルは「君たちがネットの海で囁き合っているのを眺めている」。
かなりいいタイトルを付けたと思います。GJ私!
- 左綴じ!
- フルカラー表紙 上質180K マットPP
- 本文用紙 淡クリームキンマリ70K 84ページ
- 余白 上17mm下12mm内22mm外15mm(塗り足し3mm含む)、見開き、行間標準
- フォント 8pt
左綴じのノドをかなり幅とっています。これが大成功だった! とりすぎかな? って思ったけど大丈夫でした! むしろ削ったら読みずらかった!
表紙が柔らかい紙だったのも良かった気がします。読みやすい。
これは失敗例なのですが、試し刷りで表紙にしこくてんれいを使用し、表紙がトナーべたべたになったので、上質紙+マットPPに変更したという経緯があります。
OPPでないビニールカバーを付けていたのですが、トナーもはがれてしまい無残な姿に……。
印刷会社は少部数の味方、ちょ古っ都製本工房さんに依頼しました。
PDF入稿で癖がありますが、本文は慣れればすぐ入稿できます。表紙は背に印刷がなければ楽かもしれません。
以上、4冊分でした。
あまり特殊加工をしないので参考になるのか、ならないのかわからないまとめでした。
何となく装丁よりは、視認性可読性に結構力を入れて作っているように感じます。表紙デザインも写真にタイトルドーン!だし。でも可愛いからOKです。
まだまだネタがあるのでそのうち続きを書こうかなと思います。次回は別の推しカプの本のまとめになるかと思います。
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